モリトニオ「いろんな方法を使って
かまわないね」
先に動いたのはヒソカ、トランプを投げる
次は駆け寄り、トランプでの攻撃
モリトニオは避けざまに帽子をヒソカの顔に被せ目隠し、蹴りを放つ
下に避けたヒソカ
左手での反撃はモリトニオにガードされ
カウンターでボディーブローをもらってしまう
距離を取る
モリトニオ「じゃ 今から行きます」
ヒソカ「ドーゾ♥」
ボディーブローが効いたようだ、口からよだれを垂らしている
それでも鋭い目つきのヒソカ
「そうそう」
せっかく正体を見破ったのだからと、ジョン・ドゥ百面のからくりをタネ明かしをすると言うモリトニオ
タネも仕掛けもないハンカチを顔にかぶり、なりたい顔を思い浮かべると
「”継ぎ接ぎされた真実(スカーフフェイス)”」
バキバキと音を立てて目、鼻、口がハンカチから飛び出す
「1(アン) 2(トウ) 3(ドウリイ)」
あの日ヒソカの見たジョン・ドゥの顔が現れた
これが殺人鬼ドゥの奇術、次はモリトニオの奇術を見せると言い、左手を前に出す
「タネも仕掛けも
ございます」
突然ヒソカが右から潰されるが
何も見えない
「みんち みんち みーんち…
ハンバーグターイム」
モリトニオがそう言った瞬間大きな衝撃が起きる
何かに勘づき避けるヒソカ
モリトニオはすでに空中にいる
「1(ワン) 2(ツウ) 3(スウリイ)」
モリトニオがそうつぶやいた瞬間、ヒソカは両側から押しつぶされ、血を吐く
ズズズ
ヒソカのオーラが目に集まる
モリトニオ(「凝」…だと!?)
ヒソカ「やっと見えた♣」
模様の入った柱のようなものが両側からヒソカを押しつぶしていた
モリトニオ「いつの間に そんな技術を…」
ガキィィィン
ヒソカが柱からぬけ出すと、二つの柱はぶつかり合い金属音を響かせた
どうやって抜けたのかと訝しむモリトニオに対しヒソカは
「今の衝撃音…
やはりタネは
『磁石』♠」
モリトニオが浮遊芸をするとき、ヒソカは観客のネックレスが不自然に動いたのを見たと
さっき見せたもう一つの能力は、念能力は可視化されるものだと印象づけるため
『強く引き合う見えない磁石の柱』それが奇術のタネだと言う
せっかくの秘密を明かされてしまったとモリトニオは笑う
そして、バレたトリックはタネ明かしをするのが流儀と言い”鉄塗りの双極性(ブラックマグネット)”発動
無数の磁力を持った鉄の柱がモリトニオの周りに浮かぶ
柱がヒソカめがけて飛ぶ
上に逃げるヒソカ、手にはオーラをまとっており、ロープ状に伸びている
煙が舞い視界が悪い
モリトニオ(どこだ…!?)
ヒソカはモリトニオの背後、上空にいた
「なんだ簡単だね♠
『水泳』♥」
驚くモリトニオ
『空水泳』は鉄製のシークレットブーツがなければできない、別の能力だ
そもそも、まだ「発」は教えていない
モリトニオ(この感覚…
あのとき(ハンター試験)とおなじ…)
モリトニオは次々と鉄の柱を繰り出すが、ヒソカはことごとく回避する
手が止まるモリトニオ
「タネ明かしは以上かな…♦
幕にしようかモリトニオ…♠
僕の奇術で♥」
ガガガガ!
ヒソカが指を鳴らすと、辺りに散らばっていた鉄の柱が一斉にモリトニオを襲う
潰され、血を吐くモリトニオ
(これは…
私の…
“鉄塗りの双極性(ブラックマグネット)”…?)
上出来だというヒソカ
「僕の能力は
『ガムとゴム』両方の性質をもつ…♦」
ヒソカがタネ明かしをする
ヒソカはモリトニオが残した鉄の柱にゴム状のオーラを付着させ、反対側の端をモリトニオに着けた
そして、一気に収縮させたと言う
「”伸縮自在の愛(バンジーガム)”っていうんだ これ…♠」
名前の由来が子供のお菓子と言うことに気が付き、ヒソカらしいと言いかけ倒れるモリトニオ
仰向けに倒れたモリトニオの顔に布をかぶせる
これはヒソカのほんの気まぐれだった
まさにモリトニオがしたように
ズ ズ ズ…
布を被った顔がジョン・ドゥのそれに変わった
「…うん
そのほうが似合ってるよ♥」
去っていくヒソカ
「モリトニオー
ヒソカー」
アキバが探している
「ごはん
なくなっちゃうよ!」
「もう…」
end