10月某日
修学旅行の予行演習の、鎌倉遠足
特に何もなく終了
4市大会へ
西浦高校のある採野(さいの)市はの4つが合併してできた
合併前から4市で行っていた市民スポーツ大会が合併後もそのままの名前で残り
小学生から社会人まで、さまざまな種目が競われている
高校生の硬式野球の部には22校が参加
3校ずつ7ブロックに分かれての総当り戦
各ブロックの1位のチームに昨年の優勝チームを加えた8校が決勝に進む
しかし、10月〜11月という時期は高校の修学旅行とかぶり
2年生抜きで戦うチームが多いため
もともと1年のみの西浦は予選ブロックを難なく勝ち抜いていた
試合後の西浦の選手たち
そこで花井にメールが入る
浜田からEブロックの結果についてだ
勝ち抜いたのは崎玉
それを聞いた泉が崎玉の様子をたずねると
前回出場していなかった選手が5番に入っていると言う
スコアの写メを皆に転送すると
篠岡「あ この人『石浪(いしなみ)』君て選手名鑑に名前あったけど ベンチ入ってなかった人ですね」
そういえば10人しかいねーと思った、
こいつがいなかったのか、と言う阿部
ケガか病気か、事情は分からないが
知らない人間が5番に入って打ってるわけだと言う巣山
スコアをじ〜っと見る三橋に対し、阿部は今回は敬遠はナシと告げる阿部
5番が打ってる、相手は前回コールドした投手だからと理由を続ける
「それに崎玉に勝てば次は
ARCだ」
佐倉(大地)はいい打者だから、ARCの前に三橋の球を試そうと
まずは崎玉だが、花井も田島もARCを意識せずに入られない様子だ
決勝リーグ1回戦の日
崎玉の大地が三橋と田島を見つけ駆け寄ってくる
元気のいい挨拶にビビる三橋
その様子にたじろぎつつも今日は勝負してくれますか?と問いかける大地
顔面蒼白でコクっとうなづく三橋
喜び、リベンジに燃え走り去っていった
ビビる三橋に対し田島は
「プラス思考ビーム!」
三橋もそれに真っ赤になりながら応える
着替える崎玉の選手たち
大地が三橋とのやり取りをピッチャーの市原に伝える
敬遠なしはありがたいが、今回はトモが復活したから敬遠でも良かったと言うチームメイト
当のトモは、そんなに期待されたら困ると
余計なことは言ってないだろうなと大地にたずねる市原
だいじょうぶっす、リベンジって言いました、と応える大地
この答えには崎玉の選手たちは苦笑いやニヤリとする者、
中には呆れたような表情をす者も
沢村(夏8番ファースト)「勝つとこ タイさんに見せてやろうぜ」
おお!と盛り上がる崎玉の選手たち
試合前に「挑め」の横断幕を張る三橋母と私服の浜田
西浦の選手たちは円陣を組む
花井「前回のこと意識しすぎず
次のこと意識しすぎず
油断しないで!
プラス思考で行くぞ!」
「おお!」
花井「にしうら!」
「おおお!!」
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先発メンバーの紹介が始まる
投球練習をする三橋
マウンドに駆け寄る阿部
前回2ヒットに抑えたから、余裕があるだろうと言う阿部だが
三橋の表情は堅い
阿部の話にうなづく三橋だが頭には入ってない様子
阿部「手ェかせ」
と手のひらを差し出す
合わせた手のひらは冷たい
阿部が緊張の理由を理由をたずねると
三橋はコントロールだという
”だいたい4分割”で充分だ、細かいことは気にしないでやろうと言う阿部
阿部「プラス思考 上向け!」
顔を上げるが、やはり三橋の緊張は解けない様子
石波(トモ)の前までで切るぞ!という阿部に「うん!」と答えるも吹っ切れない
「前回の試合で楽してしまったから
今回が大変なんだ」
今回がホントの勝負だと考える三橋
エースは逃げられない
「今日は 勝負だ!」
崎玉1番サード杉田
右バッターボックス
杉田は前回の対戦で1ヒット
しかし、前回の対戦はリセットしていいと考える阿部
ボールから入る
そのサインに三橋は阿部の信頼を感じ取った
「ボー(ル)!」
次は内へカーブ
ストライクを投げる
空振り!
杉田は前回から変化がないと考える阿部
悩む杉田
フォームの違いにも気がつく
第3球は
杉田「とどく!」
打ったボールはワンバンでサード田島へ
一塁アウト!
ベンチに下がり三橋の印象を伝える杉田
夏よりも変化球にみがきがかかっている気がする
フォームはおとなしくなっているが調子は良さそうだと
リベンジにふさわしいと大地は喜ぶ
2番センター上村
セカンドゴロ
アウト!
3番ファースト沢村
大地の声援を受けて右バッターボックスに入る
球数を投げさせたいが、つい手が出てしまうと考える沢村
1球目はボール
ボール先行が多いのに四死球がほとんどない
初級のボールはわざとだと気がつく
そして次はストライクだと
2球目
ストライク
沢村は見送ってしまう
沢村の考えはやまない
夏と同じではいけない
球数を増やしリズムを崩させる
そして1打席でも多く大地たちに回すと